ネット活用による報酬の低下

最近見た二つの話題で考えたこと。

一つは
「イラストを個人同士でオーダー出来るサイトの価格設定がおかしいのではないかというお話」
http://togetter.com/li/957639

もう一つは
漫画家の佐藤秀峰さんのFacebookのお話。
https://www.facebook.com/satoshuho/posts/977183778991484

ITコンテンツとして漫画業界に入ってくる人たちは、漫画の編集の素人。
漫画家を育てるつもりもない、使い捨てにされる、というご意見です。

全く別の話題から二つの記事を読んだのですが、
根本的に言いたいことは同じような気がしています。

■ネット活用による報酬の低下

漫画家やイラストレーターだけじゃなくて、デザイナーやプログラマー、ネットを通じて仕事が出来るもの全般に関わってくる話だと思います。
だけど、これってWEB制作の価格は下がったか、といわれれば、
確かに同じ仕事(作業)だけれ比べれば、下がったのでしょうが
それ以上に需要も多岐に渡って増えており、それに対応できている人(会社)はちゃんと利益を上げているでしょう。

自分の仕事に価値があると思うなら、そんな安い交渉に付き合わなければいい話。
それか、どれほどの価値があるのかちゃんとプレゼンをして納得してもらう。
それで仕事がなくなるなら、それ以上になにができるか考えるべき。

それって、どんな仕事でも同じような気がします。

また、安く使い棄てられる、といえば言い方は悪いけど、
今までお金をもらって描くことが出来なかった人たちのチャンスがひろがっているように思えます。

イラストレーターや漫画家、デザイナー、プログラマーなど、全て個人でやっていれば責任も全て個人が持つもの。
契約の内容やリスク回避は個人でやらなきゃいけないと思うのです。
もちろん、佐藤秀峰さんのように、悪質なものに声を上げることも大切だとは思います。
ただ、全てネガティブな話しではないのではないかと。
ネットを上手く使って、自分のよさを売り出すチャンスでもある、と思うのです。

■人を育てることについて。

私は2つの会社で働いていましたが、どちらも【その仕事をする人は初めてでありたった一人】という状況でした。
なので、基本的に「全て独学」。
最初の会社はデジタルコンテンツのデザイン。次の会社はWEB担当でした。

私の性には合っていたようで、好きなやり方で割りと好きなようにやらせてもらいました。

だから「育ててもらう」という感覚はよくわからないのですが、
そもそも、会社であっても、求められる人材は
「育てられるのを待ってる人材」ではなく、
「自ら育っていく人材」なのだと思います。

それが良いか悪いかは別として
現実問題、どの業界にももう「育てている余裕」がないように感じるし
もうそれを求めるのも現実的には無理なのではないかと思うのです。
私が会社を辞めた理由の一つにもなるのですが。

自分でプロデュースできる、アプローチできる、ファンを作れる、
そんな人がその能力を発揮できる場所なのだと思います。